宇宙で成長したハエは免疫システムが劣化する、スペースシャトルでの実験成果が研究発表 – ScienceNewsline

宇宙で成長したDrosophila(ショウジョウバエ)は,免疫システムが正常に機能しないようです。

過重力や微細重力の環境というのは,地上では実験場でしかないわけですが,宇宙に行くとなれば,地上以外の環境を想定した研究の必要があるわけでして,その結果の一つが今回の免疫系の問題というわけです。

 

引用元: 宇宙で成長したハエは免疫システムが劣化する、スペースシャトルでの実験成果が研究発表 – ScienceNewsline.

 

この記事で興味深いのは,

地上で行われた実験では、遠心分離機の過重力環境下のハエは、真菌に対する抵抗能力が改善されることが判っていた

ということでして,加重力下で抵抗能力が改善するんですね。

確かに「重力走性」といった生物の持つ特性などもあるわけですから,重力の影響が考えられるということは十分に予想されることなんでしょう。

しかし,こういった研究をいろいろみていくたびに,生物の神秘を感じるのです。

まだまだ,わかっていないことがたくさんありそうです。

 

 

コメントを残す


サブコンテンツ
クリックで救える命がある。

このページの先頭へ