iPS細胞で品質の悪い細胞を見分けることに成功 – 京都大学と神戸大学 | マイナビニュース
久しぶりにiPS細胞の話題がニュースになりましたね。 研究はずっと続いているんでしょうが、なかなか話題になるような発表がなかったということでしょうか。
それで今回のは、品質の良い細胞と悪い細胞を見分けることができるそうですが・・・。
iPS細胞で品質の悪い細胞を見分けることに成功 – 京都大学と神戸大学 | マイナビニュース.
品質の悪い細胞に共通する3つの遺伝子がわかったそうです。 なんだか、中山教授の関係するチームって、複雑そうな仕組みをシンプルにまとめるのがうまいようですね。
そもそもノーベル賞受賞につながった研究のときも、3つの遺伝子を作用させてiPS細胞を作り出せるんではなかったでしょうか。
とまあ、ここまでは一般の解説ですが、どうしても気になってしまうのが、
「・・・品質の悪い細胞株で共通して強く発現しており、指標となりうる遺伝子群を見出した。また、これらの遺伝子群の発現には太古の昔にヒトのゲノム上に挿入された内在性レトロウイルスが関与している可能性もある・・・。」
という部分です。 太古の昔から持っている遺伝子群。ということは、必要だからあるんですよね。 必要なければ最初から存在していないわけだし・・・。
必要なものであり、内在的にもっているものなんだけれど、品質が悪い方向に働くこともある。 見方を変えると、普通の状態では、良い方向に働いているかもしれない。
なんだか、そこの病気のシステムそのものがあるような気もしますが・・・。
研究されている方々は、何か見つけたのかもしれませんねえ。