2015年3月23日ニュース「2重らせん分子をわずか2段階で合成」 | SciencePortal
化学では物質を大きく無機物と有機物に分けて考えることがあります。
この2つの分類のうち有機物というのが実に種類が多いわけですが、その理由はどんどん物質を合成しているからとか・・・。
その有機物の中でもベンゼン環というのは重要な位置を占めていて(というのは以前にも記事にしましたが)、いろいろな合成法が研究されているわけですね。
2015年3月23日ニュース「2重らせん分子をわずか2段階で合成」 | SciencePortal.
その合成法は「カップリング」ですか?
「カップリング」といえば、日本のノーベル賞受賞(2010年鈴木章教授)につながった実験で有名になりましたね。
そして作るのが「二重らせん分子」ということです。
まあこういった立体構造のものは鏡像体とか右手系―左手系とかが結構ポイントになったりするわけでして、こういったのをうまく合成する手法というのも日本の方がノーベル賞受賞(2001年野依良治教授)につながる実験手法だったと記憶しますな。
とにかく、実験手法というのはシンプルな方法がどんどん開発されていくというのが自然の流れのような感じです。